WorkFlowy で論理的説明を構成する
WorkFlowy を論理的説明に使用してみよう
今まで、WorkFlowy の基本的な使い方をみてきました。
今回は更に WorkFlowy をもう少し実際のケースに近い形で使用してみましょう。
論理的説明とは?
論理的説明をもう一度思い出してみましょう。
「主張」「理由」「エビデンス」でした。
ワークフローに展開するためには WorkFlowy で「主張」「理由」「エビデンス」をそれぞれ記述する必要があります。
まず、「主張」をブレットの初めに書きましょう。
次に、「なぜならば」ということでその理由を入れます。
そして、それを説明するエビデンスを入れます。
ただ説明内容が多くなるので一文だけで説明することができません。
ブレットの内容を詳しく説明するために WorkFlowy にはノートという便利な機能があります。
次で少し詳しくノート機能を説明しましょう。
WorkFlowy Note 機能
実際のケースに入る前に、WorkFlowy の便利な機能のノートの機能を説明しましょう。
トピックの先頭の黒玉にカーソルをあわせて、メニューの中の「Add Note」をクリックするか、「Shift+Enter」を押すと、トピックの Note にテキストを書くことができます。
そこにいろいろな情報をいれていくことができます。
Note にエビデンスのコンテンツを入れたり、リンクをいれたり、Google スプレッドシートや Google スライドを使ってエビデンスや該当資料をいれることができます。
これで、Web上で見つけたエビデンスをここに貼り付けて、どんどんエビデンスを集めていくことができます。
論理的説明をする際のエビデンスの発見と提示を非常に効率化します。
実際に使ってみましょう!
実際のケースで論理的説明の構成をしてみましょう。
取り上げるケースは、風力発電には将来性があるかどうかということを取り上げてみましょう。
主張は「風力発電には将来性がある」という内容です。
次に理由付は、「なぜなら」という文章でつなげていきましょう。
風力発電が将来的に伸びる理由が三つほどあります。
理由1(なぜなら):風力発電産業全体が既に伸びている
理由2(なぜなら):世界的な採用動向も風力発電が圧倒的
理由3(なぜなら):コストも安く発電できる
なるほど、風力発電のビジネスが伸びていて、世界的にも風力発電が採用されている。
しかもコストも安いとなると導入が進んで将来性がありそうですね。
それではそのエビデンスを見てみましょう。
- 理由(なぜなら):風力発電産業全体が既に伸びている
エビデンス:産業全体としても20%伸びている
風力発電の設備容量は、2001年から平均20%以上の年間成長率で増加してきた。
https://jp.pinterest.com/pin/441986150915461165/ - 理由(なぜなら):世界的な採用動向も風力発電が圧倒的
エビデンス:世界の再生可能エネルギー発電量内訳 風力発電は48.4%(出所)IEA
https://jp.pinterest.com/pin/441986150915460854/ - 理由(なぜなら):コストも安く発電できる
エビデンス:現在の石炭火力とほぼおなじコストで発電ができる(出所:日本政府エネルギー・環境会議)
石炭火力は9.5円/kwh で風力発電は既に9.9円/kwhで発電できるものがあり、石炭火力にとってかわれるほどコストが安いものがある。
なるほど、それぞれをサポートするしっかりしたエビデンスが入っています。
WorkFlowy で論理的説明をするために必要な、「主張」「理由」「エビデンス」を簡潔にわかりやすく整理して展開することができます。
みなさんが、プレゼンテーションや交渉をされる際のツールとして有効にお使いください。
【おすすめツール】
リンクをコピーして簡単にエビデンスを作成する「Clip to WorkFlowy」というツールをご紹介します。
https://chrome.google.com/webstore/detail/clip-to-workflowy/cfifjihfoegnccifkcdomdookdckhaah
Chrome のアプリケーションで Web 上で見つけたいい資料をの Web ページでクリックするとそのコンテンツとリンクがコピーされ、後で WorkFlowy のブレット上でペーストしてやると WorkFlowy にそのタイトルが貼り付けられ、リンクが Note に貼り付けられるという優れものです。
ディベート等でエビデンスを収集して整理したり、業務で資料作成をする際、その資料を加えていくときにすごい威力を発揮します。
みなさんの仕事の効率を上げること間違いありません。