電話会議/ビデオ会議システムのご紹介
電話/ビデオ会議はまだまだ発展途上です。YouTubeで面白い動画がありましたので、ご紹介します。”A Video Conference Call in Real Life” というこの動画、電話会議やビデオ会議をやっている人は「あるある」とうなずくところの多いシーンがあるのではと思います。
これまで、電話会議のお作法をお話をしてきましたが、実際にどんな会議システムがあるかはご紹介してきませんでした。今回は、ビジネスで使えるおススメの会議システムをご紹介したいと思います。
Skype: 個人でやるならこれ、無料が魅力
もう、無料のインターネット電話の代名詞になった感もあり、既に使っておられる方もたくさんいらっしゃるとおもいます。
2003年にSkype社として設立され現在はマイクロソフトに買収されマイクロソフト製品として提供されています。既に14年以上に渡って技術の開発がおこなわれており、インターネットを通しての会話では非常に高い音声品質で会話ができます。
主に個人ユーザーを中心に使用されていますが、音質の高さから企業でも社内のカジュアルな通話ではよく使われます。
WebEx: ビジネスでのWeb会議ならこれ、業界のスタンダード
ビジネスのWeb会議ではこれがもっとも使われているのではないでしょうか。
通常Cisco Systems社のWebExとおもいますが、実はWebExはConference Systemとして1996年に最初の製品がでています。その後、Cisco Systems社に買収され現在にいたっています。
会議システムとして成長をとげてきましたので、会議に必要なスケジューリングまたはじめるまでの操作、そしてだれがホストで誰をプレゼンターにするといった電話での会議を回すための機能はすべて揃っていて、直感的にどのボタンをおせばいいかということも非常にわかりやすく配列されています。電話会議で操作がわからなくてあわてさせられることがありません。
これも、長年の経験の蓄積だと思わされます。インターネット上の音声も安定していて、いままで聞きにくかったことはありません。ビデオ会議で資料を画面でシェアができますので資料を別途配布してそれぞれ個別に参照するといった面倒な作業もありません。
また、クライアントとの電話会議ではセキュリティの機能も充実していますし、参加者の制限もできますのでお客様との会議には最適です。
あえて、難点をさがせばコストでしょうか。ビジネスユーザー向けの法人向け製品ですので、Skypeと違って無料コースはありません。現在はだいぶ安価にはなってきましたがそれでも導入すると電話料金も含め月額20万円程度にはなりそうです。中小企業や個人事業主で採用はハードルが高いかもしれません。
Zoom: ビジネスに使える新しい波、コストパフォーマンス抜群
そんな中で最近ユーザーを増やしているのがZoomという会議システムです。
- WebExのインターフェースに限りなく近く
- Skypeのように簡単に使える
もともとCisco Systems社のWebExの開発をしていたチームがドロップアウトして2011年に設立された新しい会社です。ユーザーインターフェースはWebExの良いところを蹈襲していますのでWebExのように簡単に使うことができます。いままでWebExに使い慣れていた人には非常に簡単に使うことができます。
最新の技術でインターネットの中を音声をながすので、行き来するデータ量がSkypeの1/10程度ですんでいるそうです。
くわしくはこちらをご覧ください
http://zoom-japan.net/?page_id=244
私も、最近使っていますが、音声等は問題ないレベルで話せます。
画面のシェアがきれいで資料を見ながらの会議では大変助かっています。
同僚はiPadから会議に参加をしていますが違和感がありません。
なんと言ってもコストでしょうか?
一回40分以内の会議は無料です。また、月額2,000円程度でビデオ電話会議が使えるようになりますし、ホスト以外の参加者の数で課金されることはありません。
このシステムは近年中小企業を中心に急速にシェアを伸ばしているとのことです。
やはり、アメリカは技術開発の国ですね。ビジネスになりそうなエリアには既に積極的に色々な会社が参入して面白そうな技術を開発してお客様に選んでもらおうとします。それを可能とする人材と技術と資金のインフラが揃っています。