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仮説を検証するには、この仮説が正しいとするならば、こうしたことが起こっているはずだ(起こるはずだ)という考え方をするのです。

即ち、幾つかの仮説を作ったのは、それを裏付ける情報が手元にあったからですね。

その仮説が正しいならば、本来別な結果がどこかであるはずと仮定をして、再調査して探していきます。

この手法は、例えてみればニュートン力学が正しいとすれば、ここに新たな惑星が有るはずだ、と考えてその惑星を探すという手法に似ております。

ご存知とは思いますが、実際に冥王星はこのようにして発見されたのです。

出典 ウィキペディア 冥王星
1840年代、ユルバン・ルヴェリエとジョン・クーチ・アダムズはニュートン力学を用いて、天王星の軌道における摂動の分析から、当時未発見の惑星だった海王星の位置を正確に予測した。摂動は他の惑星から重力で引かれることで起こるということが理論化され、ヨハン・ゴットフリート・ガレが海王星を1846年9月23日に発見した。

こうした手法を演繹法と呼びます。

演繹法では、ある原理・ルールを事実に当てはめることで結論を得るという推論法です。三段論法と言われることもあります。

有名な例が「ソクラテスは死ぬ」です。

前提(事実) ソクラテスは人間である
原理(ルール)人間は死ぬ
結論     ソクラテスは死ぬ

これを仮説検証に使うとどのようになるのでしょうか?

仮説を「高級車(ベンツ)を所有している人は金持ち(高給取り)だ」ということにしてみます。

例えば、お金持ち(高給取り)のAさんがベンツという高給自動車を乗り回しているとします。

前提(事実)  Aさんは高級車(ベンツ)を所有している
原理(ルール) 高級車(ベンツ)を所有している人は金持ち(高給取り)だ

この原理(ルール)が正しいとすれば、次の結論を得ることができます。

結論 Aさんは金持ち(高給取り)だ

勿論、高級車にはベンツ以外にも、ポルシェやベントレーなどがありますね。

同じロジックを当てはめれば、別のお金持ち(高給取り)のBさんがベントレー(高級車)を乗り回していれば、Bさんは金持ち(高給取り)だという結論を得ることができます。

すると、高い確率で仮説「高級車(ベンツ)を所有している人は金持ち(高給取り)だ」は正しい(真という言い方もあります)ことになります。

つまり、仮説はいくつかの事例に当てはまれば、正しいことがわかる訳です。

では、実際にこの事例をどのように活用したら良いかを考えてみましょう。

例えば、ある商品販売でターゲットをお金持ち(高給取り)に絞りたいとします。

その場合、本人に年収はいくらですか?と聞くことは期待できません。例え聞けるチャンスが有ったとしても、本当のことを教えてくれるかわかりません。

そこで、「高級車を所有している」人を探すという方法が考えられるのです。

高給車販売会社と提携をすることも良いでしょうし、或いは住宅販売場であれば、どんな車で来場したかをチェックするのも良いでしょう。

またウェブ上での本人プロファイル入力でも単刀直入に年収を入力依頼するよりも、所有の車の車種を聞くという方法もあります。

つまり、仮説を立てて検証して正しいことがわかると、様々に応用が効くことになるわけです。

しかしながら、検証結果として、その仮説を採用することが出来ない場合もあります。

次回は手元の情報が不十分な場合、どのようにして仮説検証するかを考えてみたいと思います。

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