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「英語ディベートは英会話より簡単だ」といったら、英語を学ぶ多くの方々に「ふざけるんじゃない。どこが簡単なのか!」とお叱りを受けてしまいそうですね。

実は、これは、NHKテレビ「おとなの基礎英語」の講師役としてもおなじみの、立教大学経営学部教授、松本茂先生のご発言なのです。

出典:洋経済オンライン 英語ディベートは、英会話よりも簡単!? 日本の教育を変えるキーマン 松本茂
松本:世の中での誤解が大きい事例のひとつに挙げられるのが、「ディベートはディスカッションよりも難しい」という認識ですね。でもホントは逆で、ディベートはディスカッションよりも易しいのです。さらにディベートは、英会話よりも簡単です。

因みに、松本先生は、ディベートの本場米国のマサチューセッツ大学ディベート・コーチを務めた経験があり、NHKの英語番組の講師としてもテレビ10年、ラジオ4年を担当。また、日本ディベート協会の専務理事も務めるなど、日本語ならびに英語によるディベート活動の普及にも力を注いでいらっしゃいます(出典:同上)。

さて、私も松本先生のお考えに賛同いたします。

日本では、学生は中高と英語を授業で勉強しても、ほとんど英語が喋れません。

その為、使える英語を勉強するために、学生や社会人は英会話スクールなるものに通うことになります。

そこでは、外人の先生の元で、英会話を勉強します。

英語のレベルにもよりますが、多くは挨拶とか自己紹介から始まり、ショッピングの練習や簡単な欧米と日本文化の違いなどを英語で聞いたり、話したりするかと思います。

しかしながら、英会話スクールの問題は、実際の場面では、その挨拶などが数十秒で終わってしまうことです。

一方、ビジネス英会話というクラスでは、もう少し実際の場面で遭遇するであろう状況の会話が出てきますが、それも話題もパターンも限られていますので、状況は似たり寄ったりになってしまうことでしょう。

では、英語でディベートを学ぶのと、こうした英会話学習とはどう違うのか、松本先生にその理由を語っていただきましょう。

出典:同上
松本:まず英会話というのは、シナリオがないですよね。しかも、トピックも決まっていません。相手が何を考えているかもわからないし、何を言い出すかも想像がつかない。そんな状況で話をしていかなければならない。15分、見知らぬ人と会話するとなると、日本語でもなかなか対応が難しい。会話が途切れて、気まずい沈黙が流れることもある。けっこうなストレスにもなりえます。
ましてやディスカッションなんて話す相手が5人も6人もいます。トピックの設定があいまいなので、話はあちこち飛ぶこともありますし、中には図々しくしゃべり続ける人もいたりして、話に割り込むすきさえなかったりもします。だから、ちゃんと仕切ってくれる人が必要です。
安河内:あ、そうか。でもディベートなら、まずトピックが絞り込まれていますものね。
松本:そうなのです。論題が明示されているので、相手が何を話すかも予測がつきやすい。
(中略)しかも、賛成または反対の理由がいくつあるのかということも、はっきりとわかったうえで内容を吟味できます。(中略)発言する時間や役割分担も決まっていますから、ひとりが発言する時間が極端に長くなることもないので、シャイな人であっても何とか乗り切れます。(中略)。
安河内:ああ、発言時間は平等ですね。元気な子、英語が得意な子だけの独壇場にならずに済むのですね。

そうなんです、ディベートでは予め議論すべき内容(論題といいます)が決まっていて、事前に準備をすることができますし、プレゼンする順番や時間も決まっているので、参加者は平等に発言ができるのです。

また、話す内容も、ビジネスの疑似体験とも言える内容で、その密度の濃さは半端ないのです。

賛成側は、問題点と原因を説明しその対策案を発表する一方、反対側は、賛成側の発言を瞬時に分析して、問題はさほど重要ではなく対策も的を外れているなど、プレゼンをするのです。

この密度の濃さは、普通の英会話レッスンとは、雲泥の差なのです。恐らく、一回のディベートの試合内容の経験は、一般の英会話レッスンの数十倍にも達すると言っても過言ではありません。

なお、私は、日本語でディベートを経験するだけでも、英語がうまくなると考えております。

その為、日本語でディベートを経験してから、英語のディベートに移っていくことが、日本人にとって効率的と考えており、企業研修としても提案をしております。

この点についても、松本先生は、同様の考えをお持ちなのです。

日本語でディベートする意義はあるかないか?
出典:同上
安河内:もうひとつ、よくある批判に対して意見を聞かせてください。「日本語をまだちゃんと操れていないティーンに、英語でディベートさせてどうなるんだ?」という声についてです。
松本:効率性を考えれば、日本語でプレゼンやディベートをやった後に英語でやったほうがいいとは思います。
安河内:それは私も同感です。
松本:まず日本語でやってみると、何を求められているのかを生徒としても明確に把握できますよね。日本語でプレゼン、ディベートをしていれば、「これを英語でやればいいのか」と一発でわかりますから。それに、英語でやるときに大部分のスキルをそのままトランスファーできます。

我が意を得たり、という気持ちです。

皆様も、英語を勉強しようとお考えでありましたら、ディベート学習も候補の一つに加えていただければ、幸いです。

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