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さて、今回は「状況分析」について議論をしたいと思います。

ここで状況分析とは、「対象とする問題を包含する環境や事象を分析して何が問題かを明確にする」ことを意味します。

状況分析は、より良い判断をする前段階であり、判断の良し悪しは、この状況分析しだいといっても過言ではありません。

なお、状況分析という言葉が使われるようになったのは、ビジネススクールの講義内容が一般に広まったからだと思います。

ケースメソッドとは、ビジネススクールとしてはハーバードビジネススクールで初めて採用されてから、その教育効果が広く認められ、現在ではビジネススクールでは、ケースメソッドを使うことが一般的になっております。

ケースメソッドでは、講義の前に経営に関しての状況が詳細に書かれたケースを分析して、その分析内容について討議しながら経営に関する分析や判断を学んでいくものです。

私もアメリカのビジネススクールでMBAを習得しており、こうした学び方を経験しております。

ただ、ビジネススクールとは特別な環境下で学生と講師が切磋琢磨するところであり、その手法がブログ/メルマガを媒体とした手法には向いておりません。

その為、今回はディベート手法に着目をして、高度な内容を誰にでも分かりやすく解説することを目的としております。

さて、話を状況分析に戻しましょう。

状況分析には、次の3つのステップに分かれます。

概要を調査する
情報を分析して仮説を作る(帰納法の適用)
再調査しながら仮説検証する(演繹法の適用)

さて今回は、「概要を調査する」を説明したいと思います。

どんな判断をするにも状況を理解する情報が必要となります。

しかしながら、綿密な調査には多大な時間と労力が必要となってしまいます。

その為、全体を俯瞰するための概要を理解することが、第一段階なのです。

さて、情報を集めるには様々な手段手法がありますが、一般的には次のようなものがあります。

インターネットの検索
専門書を含む書籍・雑誌
政府の刊行物やホームページ(特に統計資料)

上記については、皆様もよくご存知のことと思います。

特にインターネットでは、検索ワードを工夫することで様々な角度で調査することができますので、腕の見せどころでもありますね。

さて、ここでの目的は、仮説を作るために概要をつかむことです。

概要とは、例えば、歴史的背景、何が問題となっているのか、それは何故か、状況は良いのか悪いのか、大変良いのか/悪いのか等です。

また、つい忘れてしまいがちですが、その分野の専門家から情報や意見を聞くインタビューもとても効果的な手法です。

出典: ウィキペディア インタビュー
インタビューとは、二人かそれ以上の間での会話で、一方が他方に質問をして情報を得るために行われるものである。インタビューは大きく分けて、評価のためのインタビューと情報収集のためのインタビューの二つに分かれる。(中略)
インタビューの対象者に関する情報を集めるためのインタビューもある。この種のインタビューはジャーナリズムの取材のためや、インストラクショナルデザインと呼ばれる教育計画のためのものである。またノンフィクション作家や研究者にとっても重要である。普通、インタビューで得た発言や情報は、書籍や新聞・雑誌など出版物に使われたり放送用に編集される。

問題の多くは突然降って沸いてくるわけではありません。

例えば、新製品を発売したものの販売が思わしくない時や、最近売り上げが落ちてきているとか、対応を迫られることがあります。

販売の第一線にいる人々、それは社内の営業かもしれませんし、販売店の従業員、あるいは販売店に来ている顧客かもしれませんが、こうした人たちは、肌身でその理由を知っていることが多いのです。

残念ながら、こうした人たちは、自分の与えられた仕事を日々こなすことで忙殺されており、自分の仕事以上のことを他の人のために進んで行なう環境にないのが実情です。

しかしながら、こうした立場の人に、お願いして時間をとってもらい、フランクに意見を聞けば、とても有用な情報を得ることができるのです。

社内で新しい部署に移動した時や新しい課題に取り組む時も同様です。

まずは、色々な人の意見を聞いてみることです。

同じ職場の同僚、上司、部下もありますが、貴重なのは、他の部署です。

他の部署で何らか仕事で関連のある人は、実は客観的に物事を見ていることが多いのです。

これは、自分の部署となると、自分や同僚を守ろうとする行動を無意識でも取りがちなのに対して、他の部署の人はさほど利害関係が深くないからです。

勿論、インタビューも注意が必要です。

「問題は何だと思いますか?」などと直接聞いても具体的な回答は得られません。

「最近、この製品の売り上げはどうですか?」などと答えやすい質問から始めて、「何故他社製品が選ばれるのですか?」などと間接的な質問を積み重ねていかなければなりません。

また、すべてを鵜呑みにするのも問題があります。人は自分の興味の範囲でしか問題を見ていない危険性があるからです。

インタビューを実施する場合には、十分な準備をする必要がありますね。

次回には、こうして収集した情報を分析して仮説を作る手法について説明を致します。

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