ディベートで提案力を伸ばす
ディベートとはより良い結論を得るために肯定・否定両方の側面から議論することです。
両面からの検討することでより説得力のある提案ができることになります。「ディベートによる提案」とは、肯定・否定の両方の立場から議論を組み立て、提案書を作成し提案(プレゼン)すること。
誰でも自分の支持する立場が好きで、自分の支持する立場だけで、問題解決を図ろうとします。
一方的な立場で構成された考えは、独善的で論理が飛躍しがちです。
そのようなアプローチは、反感を買いやすく、否定されやすいのです。ディベートで課題の両面を検討することで、聞き手の立場を考慮した提案が行えるようになります。
自分の支持する議論に対して、自ら疑問を呈し、その弱点を修正することで、より説得力のある提案を行えるわけです。
ディベートで身につく基本能力
ディベートを学ぶことで下記のような基本能力を獲得することができます。
- 論理的思考力
- 分析力
- 洞察力
- 質問力
- 問題解決力
- コミュニケーション能力
論理的思考力
ディベートの基本は、「ロジック3点セット」。
全ての主張は、証拠と理由に基づかねば説得力を持ちえないという原則です。
「ロジック3点セット」が提案力の基礎であり、これをマスターすることで、あなたの提案はグローバルに通用するものとなります。
分析力
全ての議論を「ロジック3点セット」に照らし合わせて分析することで、その議論の強みと弱みをあぶりだすことができます。
また、「立論構成の最適化」の考え方に照らし合わせて議論構成をチェックすることで、その議論を的確に改善・強化できます。
洞察力
相手のロジックを推察する洞察力が身につくことで、相手のロジックを乗り越え、さらに高みのある議論に発展させることができます。
質問力
質問によりロジックを掘り下げ、議論をさらに深堀する技術。これをマスターすることで、実務現場で議論を推進し、より深みのある解決策を発見することができます。
問題解決力
ディベートの最終目的は問題解決。問題解決策をソリューションプランとして企画・立案できる能力を獲得できます。
原因分析に基づく解決策の提案で重要なコンセプトが「立案構成の最適化」。
これを学ぶことで、相手のニーズに合わせて、最も効果的なプランを提案できるスキルが身につきます。
コミュニケーション能力
ディベートでは実際に試合、あるいはプレゼンテーション、質疑応答といった演習を通じて総合的なコミュニケーション能力をブラッシュアップできます。思いがけない反論や、時間のプレッシャーの中で、いかに効果的に議論を進めてゆくべきかについて、身を以て学ぶことができます。
提案力を伸ばす2つの原理原則
ディベートの2つの基本概念「ロジック3点セット」と「立論構成の最適化」に関する研修動画を用意いたしました。
提案力育成にご利用ください。
ディベート教育株式会社では、次のような提案力を強化できる企業研修を行っております。
【ディベート企業研修一覧】
■ ディベート講演