ビジネス疑似体験でグローバルに通じるビジネス英語を効率的に習得
日本語でディベート技術を学び、英語で活用することで、海外勤務や英語でビジネスする人材の英語力を短期間に劇的に向上させるためのコースです。
英語で仕事ができる人材の必要性
現在グローバルに通じるビジネス英語習得が益々必要となっております。
日本企業では、日本市場が人口減少で縮小するため、グローバル市場に参入を加速しておりますが、グローバル市場で英語でビジネスができる人材が不足しているのが実情です。
過去英語ができる人材を採用した時期もありましたが、こうした人材は「英語」はうまいのですが、ビジネスの実力不足で結局は仕事ができないケースが多かったため、現在では社内人材に英語研修する方針に代わってきております。
また、アップルやアマゾンに代表されるように、特にIT・通信業界では日本に研究拠点を新設・拡充して大量に日本人を採用する外資系企業が急増しておりますが、外国人マネージャと英語でコミュニケーションできる人材が日本では限られているため、英語ができなくとも採用を決めて入社後に英語研修をする方針です。
英会話学校の限界
どちらにしても、英語研修の手法で最もオーソドックスなのが英会話学校との提携です。
しかしながら、読者の皆様には経験がおありでしょうが、英会話学校でいくら勉強してもグローバルに通じるビジネス英語は習得が困難なのです。
その理由は、英会話学校では英米ネイティブ発音の習得やシチュエーション別「使える」構文を覚えることが中心だからなのです。
実際にグローバルに英語で仕事をされている方はよくご存じの通り、米国や英国を除き、例えばインドや東南アジアで、「英米人のようなきれいな英語」を話す人に出会うことは稀なのです。みんな「お国訛りの文法も間違った英語」を話します。
しかし、ここで重要なことは、彼らはみな「英語でビジネスができる」のです。
したがって、グローバル市場では、日本人も日本語訛りであっても文法が間違っていても「英語でビジネスができる」ようになることを目標とすべきなのです。
通じるビジネス英語習得の鍵はロジック
では、どのようにしたらグローバル市場で通じるビジネス英語が習得できるのでしょうか?
それは、欧米のビジネススクールに留学してMBAを取得した卒業生と同じように学べばよいのです。
欧米のビジネススクールでは、世界中から学生が来ますが、英語はお国訛りのままで発音など教えません。日々ケースメソッドといって、事前に指定された課題に対して、学生同士或いは教授と、何が問題でどう解決すべきかを話し合い、多面的な意見を考慮しながら、最適な解決策を探し出していくのです。
ここでは、発音や文法が問題にされることはなく、いかに説得性がある内容を話せるかが重視されます。
これを別な言葉に置き換えると、英語がロジックに裏打ちされているかどうかが重要視されるのです。
ロジックを簡単に言えば、シンプルな構成で主張とその根拠を示すということなのです。
詳細は別途(ディベート入門)に譲りますが、ロジックを身につけるのに最適なのが、ディベート研修なのです。
ハイブリッド・ディベート研修のススメ
ディベート研修では、ある課題に対して問題の定義とその解決策を提案し(賛成側)、それに対してQ&Aをして、その問題点を指摘し(反対側)、どちらがより説得力があったかを判断するという研修です。
これが有効な手段であることはビジネススクール出身者にはわかっているのですが、英語で突然ディベートを実施するのは大変困難なので、残念ながらディベートは企業研修としては普及しておりません(大学のESSではとても盛んですが)。
この問題を解決するのが、弊社が開発したハイブリッド・ディベート研修です。
ハイブリッド・ディベート研修では、初日に日本語で試合(課題に対して問題の定義とその解決策を提案し、それに対してQ&Aをして、その問題点を指摘する)を行います。翌日に、同じ内容を英語で実施するのです。
このハイブリッド・ディベート研修のメリットは、ロジックは日本人が得意な日本語で理解するところなのです。
日本語であれば、日本人は皆内容にフォーカスできるのです。即ち、ディベート研修の最も重要であるロジックの構築に集中できるのです。
このロジックが日本語で理解できると、それを英語にするのは割とたやすいのです。
私どもの提供するハイブリッド・ディベート研修が、従来の英会話研修とどう違っているか、が理解されるかと思います。
参考までに、ハイブリッド・ディベート研修(2日間)内容を提示いたします。
初日(日本人講師)
- 09:00
- 導入
- 09:20
- 肯定ロジックを考える演習(グループワーク形式)
- 11:10
- 否定ロジックを考える演習(グループワーク形式)
- 12:00
- 昼食 休憩・講師への質問
- 13:00
- 反駁と質問の演習
- 15:00
- 日本語によるディベート試合
- 17:00~
- 英語による試合の準備 チーム別グループワーク
2日目 (日本人・ネイティブ講師)
- 09:00
- 準備(グループワーク)
- 11:00
- 戦略構築手法とディベート記録の取り方
- 12:00
- 昼食 休憩・講師への質問
- 13:00
- 英語によるディベート試合
- 16:30
- 結果発表
- 17:30
- 終了 解散